アートセラピー・フランスにて「息子」
フランスに引っ越して来て早くも1年半。あっという間に時は過ぎてしまったけれど、来た当初は久しぶりの異国生活でバタバタ落ち着かず、精神的にもストレスが溜まってたと思います。色んな心の葛藤があり、アートセラピーが必要だったのは一番自分自身だったのでは?、、と、今振り返ればそんな時期が2、3ヶ月ありました。でも、その生活の変化によるストレスを如実に受けてしまったのは中学生の息子でした。
今までアトピーとは無縁の息子が典型的なアトピー性皮膚炎の辛さを味わうようになり、心配な日々が続きました。
息子はもともとストレスや愚痴を表現するタイプではなく、溜め込むタイプなので、ちゃんと気付いてやれなかったのです。フランス生活に対してもあまり文句を言った事が無かったのですが、やっぱり心がHELPを訴えていたのです。
自分自身も必要な程だったのに、その事すら思いつかない程心に余裕がなかったのかも知れません。
そして息子と一緒にアートセッションをし、色んな心の変化を掴む事が出来きました。
セラピーを通し、実は単にフランスの生活に馴染めない事だけでなく、もっと奥深いストレスの根源にも辿り着けたのです。
引っ越す直前に大事に飼っていた鳥を亡くしていたのですが、バダバタと引っ越しが忙しく、その悲しみを克服する間もなくこちらに来ていたのです。
息子にとっては初めて身近な「大事にしていた物(人)との別れ」であったのに、私達はその悲しみを忙しさにかまけてちゃんと受け止めてあげていなかったのです。その事が心の中に深く残っており、それが知らず知らずに彼に大きな不安をも与えていたのでした。
それから約半年後、何度かセッションを行いながら、徐々にアトピーも無くなり、フランスの生活も、今では逆に楽しめるようになってきました。
近過ぎる関係性の中では難しいけれど、大事な心の繋がりが蔑ろになっては行けないと気付かされる大事な経験でした。
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